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クラミジアの自然治癒はリスクが高い!

2020年02月06日

クラミジアは放置しておいても自然治癒する可能性もあります。しかし、ウイルスの型によっては悪性に変化して重篤な症状がでることがあるので注意が必要です。自然治癒した人の中には、風邪などのほかの感染症にかかっていて、抗生物質を服用したために治癒したケースもあると思われます。しかし、放置した場合は自然になおることはほとんどありません。

クラミジアは若者の発症が増加しており、不妊症との関連が懸念されています。特に10代の若者が多いことから、将来不妊症になる患者の増加が予想されます。放置すると子宮頸管炎や精巣炎など生殖に関する臓器にトラブルを招く可能性がある病気です。自然治癒するからといって放置しておくとどんどん病気が進行し、重篤な症状がおきることがあります。

自然治癒がリスクが高いのは不妊が増えるだけではありません。放置しておくとHIVに感染しやすくなる可能性があります。

HIVは性行為で感染する性病です。クラミジアなどの性病にかかったままで放置しておくと、HIVの感染率が何倍にも上昇します。HIVに感染すると体の免疫力が低下してしまい、やがて病気になりやすくなってしまいます。この状態がエイズであり、大変恐ろしい病気です。体の免疫細胞の遺伝子にHIVが入り込み、免疫細胞の働きを壊します。免疫力が極端に低下するので、肺炎や敗血症などにかかりやすくなり死亡率が非常に高くなります。エイズは長い間治療薬が無い恐ろしい病気とされてきました。

エイズを発症するとカポジ肉腫という疾患にかかることがあります。カポジ肉腫はエイズの代表的な疾患です。皮膚の下に硬い肉腫が現れるのが特徴です。体や頭に紫色や黒味を帯びた肉腫が次々現れて体全体に広がっていきます。内臓にも肉腫が発生し命を奪う恐ろしい病です。

現在、HIV対する治療薬が開発されており、治療効果があがってきました。治療薬を開発したのはアメリカ在住の日本人の研究者です。アメリカで研究を行った結果、HIVをある程度回復させることができるようになりました。しかし、ひとたびエイズを発症すれば重篤な状態になり、寝たきりになるリスクも高くなります。エイズのようなおそろしい病気にならないためにも、HIVに感染することはさけなければなりません。

若者がエイズに感染すると親やその周囲の人の負担が大きく、介護しきれないという問題が発生します。就職や結婚など将来がある若者の未来が立たれてしまい、非常に残念な結果になってしまいます。感染を防ぐためにはコンドームが有効ですが、それとともに少しでも体に違和感を感じたら早く病院へ行くことが大事です。

自然治癒する確率はクラミジアにはほとんどないので、自然治癒は期待せずに早く治療を開始するべきです。クラミジアは初期の段階できちんと治療を受ければ治る病気です。しかし、放置しておくと自然治癒はかなり難しく、ほかの病気にかかるリスクも高くなります。大切なパートナーにも病気を移してしまうことになってしまいます。自分の体やパートナーの身を守るためにも、クラミジアの検査や治療は積極的に受けたいものです。

ほかの性病全般に関しても同様で、性病の自然治癒は期待できません。性病の中には症状が一旦出て消えていくものもありますが、それは決して治ったわけではありません。梅毒は初期の段階では症状がでてから一旦消えます。しかし、体内では病が進行しており、年数が経ってから症状が再び現れるのです。症状がひどくなると治療が大変になるばかりか、命を落とすような深刻な状態になることもあります。自然治癒を期待して放置することは大変危険でリスクが高い行為です。